糖尿
 糖尿病は年々増加し、最近の統計では全国で740万人、糖尿病の予備軍も含めると1,620万人、6.3人にひとりと推定されており、今後もさらに増加することが予想されています。放置すると、合併症によりさまざまな障害を起こします。早期に発見し生活の改善を行いましょう。

糖尿病とは・・・

 食べ物の中の糖分は消化されて、ブドウ糖になって吸収されます。ブドウ糖を細胞の中に入れてエネルギーにしたり、余りを貯蔵したりするのを助けるのが、インスリンというホルモンです。インスリンの作用の不足により、血液中に糖分(ブドウ糖)が増えてしまうのが糖尿病です。

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異常にのどが渇きたくさん飲む

糖尿病は
こんな症状がでる

食欲があって
食べ過ぎる

尿の回数や量が
多くなる

疲れやすく
だるい

急にやせてくる

T型糖尿病
(インスリン分泌の機能異常)

 若い人(10〜30才)に多く、ほとんどの人がやせ形で虚弱体質。2〜3日注射を怠ると具合が悪くなります。

U型糖尿病
(インスリン分泌異常と作用の不足)

 
糖尿病患者の95%がこのタイプ。ゆっくり発病し、40才以降に多いが、最近は発病する年齢が下がってきています。ほとんどは、インスリンの注射なしでコントロールできます。

 血糖の高い状態が続くと、細小血管障害や動脈硬化が促進されます。とくに毛細血管の集まっている目の網膜や腎臓、神経が障害されます。

合併症

脳梗塞

歯槽膿漏

糖尿病性神経障害
足のしびれ
神経痛
立ちくらみ

失明・白内障
糖尿病性網膜症

心筋梗塞
高血圧

壊疽(えそ)

尿毒症

糖尿病合併症の進行

糖尿病が発症してから合併症が起こるまでの、おおよその時間です。進行すると、それぞれ上記のような重大な事態を引き起こします。

神経障害

網膜症

腎 症

動脈硬化

糖尿病の食事療法・運動療法のポイント

1.適切なエネルギー量をとる。
2.栄養のバランスをよくとる。
3.ミネラル・ビタミンを豊富に摂取する。
4.糖質・脂肪を減らす。
5.一日三食必ずとり、間食をさける。
6.夕食後すぐに寝ない。
7.運動メニューは、有酸素運動を中心にする。
8.一度に多く運動するのではなく、長く続けることが重要。

日常生活における注意点は?
バランスのよい食事。
・ストレス発散。
・十分な睡眠。
・適度な運動。
・お酒を控える・
・禁煙。

カイアポイモ
 ブラジル南部で栽培される、日本の白甘藷に似たイモです。ブラジルでは古くから健康に役立てられており、その健康価値に注目した研究者によって日本に持ち込まれ、現在では栄養価の高い食材として知られています。
近年、カイアポイモが研究され血糖値の調整に役立つことが分かってきました。

ニャンガビル
 南米を原産地とするフトモモ科の亜高木で、赤いさくらんぼに似た実をつけることからスリナムチェリーなどと呼ばれています。パラグアイでは健康茶として、ニャンガビルの葉を煎じて飲む習慣が長くあります。
ガラニー・インディオの伝承の植物で、研究の結果、肥満、糖尿、高血圧に役立つことが分かってきました。